小児科診療・発熱外来について
『子どもは小さな大人ではない』。フランスの哲学者ルソーが述べた有名な言葉で、小児科ではよく用いられます。一般的に小児科では15歳頃までを対象に診療することが多く、発達段階よって新生児期、乳児期、幼児期、学童期、思春期に分かれます。赤ちゃんと中学生では当然注意しなければならない病気や症状が異なるわけで、特に自分自身の言葉で正確に伝えることができない乳幼児には、より細やかな診療が求められます。お子さまのからだとこころで何か気になることがあったとき、まず小児科医に相談してくださいね。伏見区・山科区で小児科にご相談をお考えならかとうベビー&キッズクリニックにぜひお問い合わせください。
小児科でよくみられる症状(感染症状)
子どもは繰り返し感染症にかかることで、徐々に免疫という抵抗力をつけていきます。そのときにみられる症状の多くは、病気のもと(病原体)をやっつけよう、追い出そうとする人体の防御反応なので、やみくもに薬で抑え込めばいいというわけではありません。ただし、それがあることでかなり苦しそうなときには症状を和らげる必要があります。症状が突然現れたり悪化したりすることも多いので、“いつもと何か違う”という御家族の気づきが大きな病気の発見につながることがあります。
発熱
小児科の受診理由では最も多い症状で、通常37.5℃以上を指します。まず大切なのは、お子さまが元気な時の平熱を把握しておいてください。
受診の目安
- 元気がなく機嫌が悪いとき
- 3日以上発熱が続くとき
- おしっこの回数がいつもよりも少ないとき
- 食欲がなく水分が摂れないとき
- 顔色が悪く苦しそうなとき(至急)
- 意識がはっきりしないとき(至急)
- けいれんが5分以上続くとき(至急)
- 3か月未満の赤ちゃんで38℃以上が続くとき(至急)
咳
受診の目安
- 咳のために眠れないとき
- 咳込んで嘔吐することが何度もあるとき
- 少し動いただけでも咳が出るとき
- ゼーゼー、ヒューヒューという胸の音がするとき(至急)
- オットセイの鳴き声のような咳をするとき(至急)
- 顔色が悪く、呼吸が苦しそうなとき(至急)
※詳しくは小児科診療・発熱外来についてをご覧ください。