
予防接種・シナジス注射
予防接種・シナジス注射
世の中にはとてもたくさんの感染症があります。現在の医学でも有効な治療法が確立されておらず、多くの人の命を奪ったり、重い後遺症を残すものも少なくありません。今世界で使用されているワクチンは、かかると治療が難しく命に関わる病気だからこそ、作られたのです。予防接種は、ワクチンを受けることであらかじめその病気に対する免疫を獲得し、感染症が発生した場合にかかる可能性を減らしたり重症化しにくくしたりすることができる、強力な予防法の一つです。接種可能な予防接種については、任意接種も含めて、できるだけ入園前に接種することが重要です。
京都市伏見区の当院では積極的に同時接種(同時に複数のワクチンを接種すること)を行っています。予防接種スケジュールについてもお気軽に御相談ください。
なお、次の方は予防接種を受けることができませんので御了承ください。
定期接種と任意接種では、保護者が負担する接種費用の金額と、万が一、接種後に健康被害が発生した場合の救済制度に違いがあります。
定期接種 |
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任意接種 |
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ワクチンは感染の原因となるウイルスや細菌をもとに作られ、成分の違いから次の3種類に分けられます。
生ワクチン |
※異なる種類の注射の生ワクチン同士は、最低4週間接種間隔をあける必要あり。 |
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不活化 ワクチン |
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トキソイド |
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※BCG接種希望の方は、必ず事前にブログ「#8 BCGワクチン接種開始のお知らせ」をお読みください。
※その他のワクチンについては事前に御相談ください。
『子どもは小さな大人ではない』。フランスの哲学者ルソーが述べた有名な言葉で、小児科ではよく用いられます。一般的に小児科では15歳頃までを対象に診療することが多く、発達段階よって新生児期、乳児期、幼児期、学童期、思春期に分かれます。赤ちゃんと中学生では当然注意しなければならない病気や症状が異なるわけで、特に自分自身の言葉で正確に伝えることができない乳幼児には、より細やかな診療が求められます。お子さまのからだとこころで何か気になることがあったとき、まず小児科医に相談してくださいね。伏見区・山科区で小児科にご相談をお考えならかとうベビー&キッズクリニックにぜひお問い合わせください。
子どもは繰り返し感染症にかかることで、徐々に免疫という抵抗力をつけていきます。そのときにみられる症状の多くは、病気のもと(病原体)をやっつけよう、追い出そうとする人体の防御反応なので、やみくもに薬で抑え込めばいいというわけではありません。ただし、それがあることでかなり苦しそうなときには症状を和らげる必要があります。症状が突然現れたり悪化したりすることも多いので、“いつもと何か違う”という御家族の気づきが大きな病気の発見につながることがあります。
小児科の受診理由では最も多い症状で、通常37.5℃以上を指します。まず大切なのは、お子さまが元気な時の平熱を把握しておいてください。
※詳しくは小児科診療・発熱外来についてをご覧ください。