#38 何とかしたい(>_<)‼ ニキビ①
ニキビは病気です。

いわゆる「ニキビ」は9割以上の人が経験するとされています。
“青春のシンボル” や “思春期の象徴” とも呼ばれ、「思春期にはあって当たり前のもの」と捉えられがちです。
しかし実際は、尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)という名の皮膚の病気です。
もちろん直接命にかかわるような病気ではありません。
けれども、ニキビの存在が心理的負担となり自分に自信が持てなくなったり、いじめの対象になったり、不登校の原因になることもあります。
ニキビを正しく理解し早期に対処することで、症状を未然に防いだり軽くすることができます。
どうしてニキビができるの?

ニキビは毛穴の出口が角質で塞がって、毛穴に皮脂がたまることから始まります。
皮脂が毛穴につまったこの状態を面皰(めんぽう)(コメド)と呼びます。
面皰(コメド)は炎症が少なく白ニキビや黒ニキビと呼ばれ、触るとザラザラします。
白ニキビと黒ニキビの違いは、毛穴の先が閉じているか開いているかです。

面皰(コメド)内部でアクネ菌が増えると炎症を生じ、赤ニキビ(紅色丘疹=赤くブツブツしたニキビ)や黄ニキビ(膿疱=膿がたまったニキビ)を引き起こします。

強い炎症が起きて皮膚が障害されると、ケロイド状に盛り上がったりへこんだりして瘢痕(ニキビ痕)を残します。
この痕ができてしまうと治すことは困難です。
いつから、どこにできやすいの?

ニキビは一般に、小学校高学年~中学生にかけてでき始めます。
そして高校生の頃に最もひどくなり、その後だんだんと治っていきます。
思春期は性ホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んです。
そのために毛穴が詰まりやすく、ニキビの赤ちゃんである面皰(コメド)が多くできるようになります。


典型的には、おでこから始まって頬にもできるようになり、その後あご、首、胸や背中へと拡がっていきます。

思春期のニキビはおでこ・鼻などのTゾーンや頬にできやすいです。
その一方で、大人のニキビは顎などのUゾーンに多くみられます。
ニキビ肌のスキンケア
大切なのは、洗顔、保湿、紫外線対策です。
スキンケア製品は低刺激性で、ニキビができにくいことがテストで確認されている “ノンコメドジェニックテスト済み” のものを選びましょう。

洗顔

● 基本は朝と晩の1日2回。
洗いすぎは逆効果!
● 洗顔料をよく泡立てて、弾力のある泡を作る。
泡立てネットなどでしっかり泡立てる。
● ぬるま湯でやさしく洗う。
ゴシゴシと強くこすらない!
● 洗顔料が残らないように、十分な水で洗い流す。
● 洗顔後は柔らかいタオルで軽く押さえるように拭く。
● 化粧をしているときは、最初にメイク落としやオイルクレンジングで化粧を落としてから洗顔する。



保湿

保湿は季節に関わらず重要です。
洗顔後は化粧水や乳液などですぐに保湿しましょう。
ニキビ治療中は 、治療薬の影響で、肌が乾燥したり敏感になりやすいです。
紫外線対策

紫外線は、肌の乾燥やニキビ痕の色素沈着を引き起こすなど、ニキビに悪影響を及ぼします。
紫外線が強くなる5月以降は特に気をつけましょう。
日常生活の注意点は?
規則正しい生活を
☑ 十分な睡眠や休息をとりましょう。

睡眠不足や昼夜逆転生活はホルモンバランスを乱し、その結果として皮脂の分泌を促します。
☑ 間食は控え、バランスの良い食事を心がけましょう。
お勧めは、ビタミン豊富な緑黄色野菜や食物繊維を含んだ食物など。

チョコレートやピーナッツ、ケーキなど、特定の食べ物とニキビの因果関係は不明確ですが、偏った食生活はニキビを悪化させます。
食べることにより明らかに症状が悪化する食べ物があれば、それは控えましょう。
☑ ストレスや便秘の解消を。
どちらも溜め込まないようにしましょう。
髪型や服装にも気を付けて
☑ ニキビに髪の毛が触れないようにしましょう。

“前髪命💘” のお年頃ですが、毛先が当たる部分は刺激になりニキビができやすくなります。
従って、ニキビを隠そうと前髪を垂らすのは、かえって悪化を招きます。
自宅では前髪を上げておきましょう。
☑ マフラーやマスクを常には着けないようにしましょう。
マフラーやマスクの着用は、フェイスライン(頬やあごなど)のニキビを生みやすくします。
必要なときだけ使うようにしましょう。
マスクは適切なサイズのものを選び、ズレたり擦れたりするのを防ぎましょう。
ニキビは触らない・いじらない

☑ ニキビは潰さないように!
自分でニキビを潰しても治すことはできません。
むしろ炎症を悪化させ、ニキビ痕が残る可能性があります。
☑ ニキビを触る癖に注意。
無意識のうちにニキビを触っていませんか?
気になるけれど、ニキビにはなるべく触れないようにしましょう。
頬杖をついたり、こすったりするのもやめましょう。
元々あるニキビの悪化だけでなく、新しいニキビの誘因にもなります。
肌に触れるものは清潔に
タオル、枕カバー、ブラシやスポンジなどのメイク道具は、いつも清潔にしておきましょう。
ニキビがあるときのメイク
「ニキビがあるからお化粧しちゃダメ!」ということはありません。
メイクをすることで、ニキビを目立たなくすることができます。
また、紫外線をカットしたり、ニキビを触ることを防ぐというメリットもあります。
なお、化粧品も “ノンコメドジェニック” のものを選びましょう。
☑ ファンデーションの厚塗りは避ける。

ニキビを隠すための厚化粧は禁物🙅
ファンデーションは薄くし、目元や口元のメイクを強調しましょう。
相対的にニキビが目立たなくなります。
☑ 帰宅後はすぐにメイクを落とす。
メイクによる毛穴のつまりはニキビを悪化させます。
特に生え際や顎は化粧が残りやすいので、念入りに洗いましょう。
化粧品は油分の少ないものの方が洗い落としやすく、お勧めです。