#39 何とかしたい(>_<)‼ ニキビ②
今回は、前回に引き続きニキビのお話です。
(当院ホームページ『ブログ』「#38 何とかしたい(>_<)‼ ニキビ①」のページもご覧ください。)
maruho「ニキビ一緒に治そうProject」(外部サイト)
ニキビの治療

マイクロコメド(微小面皰)
毛穴がつまり始めた状態。
※肉眼では見えません。
⇩
面皰(めんぽう)(コメド)〇●
皮脂が毛穴につまった状態。
白ニキビ・黒ニキビとも呼ばれる。
⇩
紅色丘疹(赤ニキビ)●
コメドが悪化し、炎症が起こっている状態。
⇩
膿疱(黄ニキビ)●
炎症が激しくなり、周りに拡がった状態。
ニキビ治療はここ15年ほどで大きく進歩しています。
以前は抗菌薬が主体で、炎症が起きた後のニキビしか治療できませんでした。
抗菌薬は赤・黄ニキビには有効ですが、面皰(めんぽう)(コメド)には効きません。
そのため一旦治ったようにみえても面皰(コメド)は残っており、再発を繰り返しやすいことが問題でした。

そうした中でコメド治療薬が登場し、これがニキビ治療のゲーム・チェンジャーとなりました。
この薬は毛穴のつまりを改善する効果があり、炎症が起こる前の面皰(コメド)の段階から治療できます。
その結果として新しいニキビができるのを抑えられます。
まずは3か月を目標に治療を継続し、ニキビができにくい肌を目指しましょう。
治療薬
過酸化ベンゾイル(BPO)
薬剤名;ベピオ®
どのニキビに効く?;〇●●●
特徴;
☑ 抗菌作用+ピーリング作用を有する塗り薬(コメド治療薬)。
アクネ菌の殺菌だけでなく、角質を剝がして毛穴の詰まりも改善する。
☑ 抗菌薬と異なり、薬剤耐性菌の報告はないので長期間使用可。
副作用;
▼ 塗布部位の刺激症状
赤み、ヒリヒリ感、皮むけ、乾燥など。
▼ かぶれ(接触皮膚炎)
▼ 脱色作用(漂白作用)
髪や眉毛、衣類や寝具などに付かないように注意。
外用レチノイド(アダパレン)
薬剤名;ディフェリン®
どのニキビに効く?;〇●
特徴;
☑ 毛穴の詰まりを改善させ、面皰(コメド)ができにくくする塗り薬(コメド治療薬)。
面皰(コメド)の治療や、抗菌薬などを使って良くなった状態を維持する治療に有効。
☑ 妊娠中や妊娠を予定している方は使用不可。
副作用;
▼ 塗布部位の刺激症状
乾燥、皮膚のカサツキ、赤み、ヒリヒリ感、かゆみなど。
抗菌薬
薬剤名;
クリンダマイシン(ダラシンT®)、
ナジフロキサシン(アクアチム®)、
オゼノキサシン(ゼビアックス®)
など
どのニキビに効く?;●●
特徴;
☑ 炎症を引き起こすアクネ菌の増殖を抑え、今ある赤・黄ニキビを改善する。
☑ 外用薬は全体に塗り拡げず、患部にピンポイントで塗布する。
☑ 耐性菌出現を防ぐため、使用は3か月までを目安に。
☑ 外用薬で効果が乏しい場合は、内服薬(飲み薬)を使用することもある。
副作用;
▼ 塗布部位のかゆみ、乾燥、刺激感など
▼ 耐性菌の出現
配合剤
複数の有効成分が合わさった薬剤。
薬剤名;
エピデュオ®
過酸化ベンゾイル+アダパレン
デュアック®
過酸化ベンゾイル+クリンダマイシン
(クリンダマイシンは抗菌薬の1つ)
みんなの青春に、ニキビは必要ないでしょ?

いまやニキビ治療は、『今あるニキビを治す』だけでなく、『ニキビができにくい肌を作る』時代になりました。
でも、この “ニキビができにくい肌” は簡単には手に入りません。
根気強く治療を続けることが大事です。
「症状が良くなったから」と自己判断で治療をやめると、せっかく治ったニキビが再発する可能性があります。
まずは3か月を目標に治療を続けましょう。

ニキビ痕が残らないようにするためには、できるだけ早くから治療を始めて、新しいニキビを作らないことが重要です。
ニキビの相談は、当院平日午後の非感染外来(クリーンタイム)での受診をお勧めします。
当院はお子さんのニキビ治療の “伴走” をしていきますよ。