#40 もうすぐ出会う “キミ” を守る、RSウイルスワクチン|かとうベビー&キッズクリニック|醍醐駅すぐ京都市伏見区の小児科

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#40 もうすぐ出会う “キミ” を守る、RSウイルスワクチン|かとうベビー&キッズクリニック|醍醐駅すぐ京都市伏見区の小児科

#40 もうすぐ出会う “キミ” を守る、RSウイルスワクチン

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3歳になりました

おかげさまで、202618日かとうベビー&キッズクリニックは開院から丸年を迎えました。

日頃からお世話になっている方々には、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

引き続き、「お子さまの成長をともに喜べるクリニックでありたい」をモットーに、初心を忘れることなく診療に励んでまいります。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

妊婦へのRSウイルスワクチンが定期接種化されました

2026年4月から、RSウイルスワクチン(アブリスボ®筋注用)が定期接種となりました。

このワクチンの特徴は、こどもに対してではなく、妊婦に接種することです。

以前当院ホームページ『ブログ』「#4 RSウイルスとシナジス注射について」で、 “現在開発中です” と紹介したワクチンのことです。

ワクチンの接種により、まず母体内でRSウイルスに対する抗体が作られます。

抗体が胎盤を通して胎児に移行することで、生直後~6か月頃までの新生児・乳児のRSウイルスによる下気道感染症(肺炎、気管支炎など)を予防します(母子免疫ワクチン)。

ワクチン接種により、生後180日以内の重症RSウイルス下気道感染症を7~8割程度予防するとされています。

定期接種の対象は、妊娠28週0日~36週6日までの妊婦です。

2025年度までは任意接種だったため1回の接種につき3万円以上の費用が必要でしたが、今回の定期接種化により、多くの自治体で無料で接種できるようになりました。

 

予防する病気

新生児・乳児のRSウイルス感染症

特に肺炎・気管支炎などの下気道感染症

 

ワクチンの種類

不活化ワクチン

 

定期接種対象者

妊娠28週0日~36週6日までの妊婦

※過去の妊娠時に接種歴のある方も対象

注意 

接種後に母体内で産生された抗体が胎児に移行し、十分な抗体価となるまでには2週間以上かかります。

妊娠38週6日以前に帝王切開の予定がある場合は、早めの接種をお勧めします。

 

接種回数

1回

双子などの多胎妊娠の場合も接種は1回のみです

 

接種方法

筋肉内注射

 

主な副反応

接種部位の痛み、腫れ、赤み

頭痛

筋肉痛

など

 

 

ここでおさらい RSウイルスって何?

RSウイルスについては以前にも当ブログで取り上げましたが、今回のワクチン定期接種化にあたり、もう一度お話しします。

当院ホームページ『ブログ』「#4 RSウイルスとシナジス注射についてのページもご覧ください。

病気の原因;

RSウイルス

潜伏期間;

通常4~6日 (2~8日)

感染経路;

接触感染、飛沫感染

好発年齢;

乳幼児

症状;

発熱、鼻汁、咳嗽、

喘鳴(ゼーゼーと呼吸しにくくなること)

など

特に6か月未満の乳児は重症化しやすい

診断法;

  鼻咽頭ぬぐい液を用いた抗原検査による

  ※ただし保険適用は乳児や入院例などに限定

治療法;

対症療法(症状に応じた治療)

予防法;

手洗い、アルコール消毒、咳エチケット

登園基準;

症状が回復すれば登園可

RSウイルス(Respiratory syncytial virus)はいわゆる “かぜ” を引き起こす代表的なウイルスの一つです。

かぜの原因ウイルスなので、大人もこどももかかる可能性があります。

かかった場合は発熱、鼻水、咳などの症状が現れますが、おとなや年長児ではたいてい軽く済みます。

しかし赤ちゃんがかかると、ゼーゼーして呼吸が苦しそうになり、入院が必要になることも少なくありません。

特に6か月未満の乳児では重症化しやすく、3か月未満では無呼吸を起こす場合もあります。

初めてRSウイルスに感染した場合、その約3~4割がかぜ症状の数日後に下気道炎へ進行するとされます。

また、乳幼児の肺炎の約5割、細気管支炎の5~9割はRSウイルスが原因との報告があります。

加えて厄介なのは、RSウイルスにかかったその後です。

乳児期にRSウイルス下気道炎にかかると、治った後もゼーゼーを繰り返しやすくなり(反復性喘鳴)、喘息発症のリスクが高まることが知られています。

このウイルスには有効な治療薬がなく、抗菌薬も効きません。

安静にして水分補給、加湿、鼻吸引などを行います。

 

 

RSウイルスの重症化を防ぐには?

小さなお子さんを持つ御家族にとって大きな脅威となるRSウイルスですが、残念ながら避けては通れません。

その理由は、1歳までに5~7割が、2歳までにほぼ全員が、少なくとも一度はRSウイルスに感染するからです。

(なお免疫ができにくいウイルスのため、その後何度も繰り返し感染します。)

特に登園・登校している兄姉がいたり、生後数か月からの入園を考えている御家庭は、赤ちゃんが早期に感染するリスクがあります。

どんなに注意していてもかかってしまうのがRSウイルス。

生まれてすぐの赤ちゃんをRSウイルスから守るためにできたのが、この母子免疫ワクチンです。

お腹の中にいる赤ちゃんに送るプレゼントとして、ぜひこのワクチンを御理解ください。

当院は京都市および宇治市の定期予防接種協力医療機関です。

RSウイルス母子免疫ワクチン(アブリスボ®)の接種をご希望の方は、事前に産婦人科主治医に接種の可否をご確認の上、電話(☎075-575-0808)で御予約ください。

接種日当日には、必ず本人確認書類(マイナンバーカードなど)、母子健康手帳、RSウイルスワクチン予診票をお持ちください。